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インビザラインやマウスピース型矯正装置の着脱
インビザラインによる歯列矯正治療を始める時に、最初に難しく感じるのはインビザラインの装着と外す処置が多いです。
歯並びが混雑していたり、歯の傾斜が多い場合には、マウスピースの形も複雑になるために着脱がさらに難しくなります。
およその入れる位置にマウスピースを歯に合わせたら、歯に押し付けて最後までしっかり入れます。歯並びによっては入れる順番によって入りづらくなったり、入りやすくなることもあります。例えば右側から入れて、前歯を入れて、最後に左側を入れたほうが入れやすい場合もあります。これらは一度担当医にチェックして練習をした方がいいです。
そして大変なのが外すことです。とにかくフィッティングが良いので、そう簡単には外れません。爪をマウスピースの端に引っ掛けて外すのですが、歯の表側にはアタッチメントという突起によって維持されているために外れにくいことがあります。その場合には裏側、つまり舌がある方から指を入れて、奥側から爪を引っ掛けて外すとうまくいくことが多いです。
歯並びは個人差がありますので、あくまで一般的にはこの方法で90%以上の方が着脱できると思いますが、歯の形や角度によってどうしても入れづらい、外しにくいという場合があります。その場合には、例えば、入れる時に歯と引っかかるマウスピースの部分を少しカットするとか調整を行うと改善することがあります。