ブログ

BLOG

歯の矯正治療中の応急処置について

歯の矯正中には何度か応急処置が必要になる場面があります。

どのような応急処置があるのか、その対応まで含めて考えてみました。

 

1、歯が痛い。

矯正中は歯に力を加えますのである程度の痛みは普通のことです。しかし耐えられないような痛みの場合には我慢せずに応急処置を行うのが良いでしょう。

対応:矯正力による痛みであれば痛み止めのお薬を処方する。歯に加えている力を弱く調整する。矯正の痛みではなく、虫歯や歯周病、親知らず、かみ合わせによる痛みの場合にはそれらの治療が必要になります。

 

2、ワイヤーが刺さる。矯正装置が当たって痛い。

歯が動くとワイヤーが奥から伸びてきて、頬の内側に刺さることがあります。またワイヤーの端は頬にすれやすく違和感が出やすい部位になります。

対応:ワイヤーをカット、もしくは内側に曲げる。カバーする。装置を削って丸める。

DSC_0327

3、口内炎が痛い。

ワイヤー矯正では装置が頬の内側に擦れて口内炎ができやすくなります。

対応:口内炎の原因となる装置を調整する。カバーする。口内炎のお薬を処方する。

 

4、装置の接着が外れる。

一定以上の力がかかると装置の接着は外れるようになっています。硬い食べ物を噛んだり、歯ぎしりや食いしばり、指でずっといじっていても外れることがあります。

対応:装置の付け直しを行う。

 

5、マウスピース型装置が壊れる。なくしてしまう。

マウスピースのハプニングで多いのが紛失、間違えて捨ててしまう。犬に噛まれて壊れる。踏んづけてしまって壊れたなどです。

対応:可能であれば修理する。修理が難しい場合やなくしてしまった場合には再製作します。当院ではクリアリテーナーは即日で製作も可能です。

 

いかがでしょうか?

矯正治療を行ったことがある人には「あるある」と言ってもらえるかと思います。

自粛の影響により通院中の矯正歯科がお休みで困っている、遠方で行けないので応急処置だけでもしたい場合には一度ご相談ください。可能な範囲で応急処置を行います。