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表側のワイヤー矯正で用いる審美的な歯に接着してつけるブラケットと呼ばれる矯正装置にはたくさんの種類があります。
当院でも症例によっていくつかの種類を使い分けしています。審美的な要素だけを考えると、あたりまえですがどれだけ目立たないかが重要です。色は透明感が強いもの、もしくはアイボリーで歯のシェードに近い色が目立ちにくいです。
素材もジルコニアと呼ばれるセラミックでできているものやポリカーボネイトやグラスファイバーなどでできているものもあり、硬さや質感、長期的な劣化度などが変わってきます。
大きさは小さければ小さいほど目立ちにくいですが、ワイヤーをブラケットと結ぶウイングと呼ばれる引っかかりも小さくなるためドクターの操作性が悪くなっては治療が難しくなります。
また厚みが薄く、形状も丸みがあるほうが頬の内側に当たった時に口内炎になるリスクが減ります。
このように審美性だけを基準にして選ぶことはなく、その他ワイヤーとの滑りや装置の値段、ブラケットの機能、接着力などを考慮して、どの装置を使用するかを決定します。