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リテーナーや裏側固定Fixワイヤーの注意事項

自由が丘シーズ歯科・矯正歯科では、他院で矯正治療を行なった方のリテーナーのみの製作も受け付けております。

リテーナー製作と固定用Fixワイヤーの注意事項について考えてみました。

 

リテーナーを作りたい方は矯正治療を行なったクリニックが遠方すぎて、コロナの影響もあり通院が難しい。通院していたクリニックが閉鎖して無くなってしまった。リテーナーが破損や紛失をしてしまい、後戻りを起こすために即日で作りたい。などの理由が多いです。

後戻りしないために可能な限り当院では素早い対応を心がけていますが、万が一その後に後戻りや歯並びの変化が起きた場合には当院では責任をとることはできず、保証などもありませんので自己責任となります。

なかには、矯正治療を行なったクリニックよりもリテーナーが安いから当院で作成したいという方もおられますが、その後の保証やメインテナンスなどを考えると通院可能なのであれば矯正治療を行なったクリニックでリテーナーを作り、保定のメインテナンスを行う方がベターかと思います。

保定装置いわゆるリテーナーは歯並びをキープさせる装置になります。原則、歯を動かす装置ではないため、リテーナーで前歯を動かしたいなどの要望は受け付けられません。歯を動かすとなると矯正治療になりますので、矯正治療を行う契約が必要になります。

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また裏側の固定Fixワイヤーを希望される方も多いですが注意事項があります。

1、基本的には前歯の6本のみの固定になります。奥歯までは虫歯のリスクや脱離が多いため通常は行いません。その上からリテーナーなどをしないとなると奥歯は動いてくる可能性があります。前歯をFixワイヤーで固定して、その上からクリアリテーナーをつける方法もあります。

 

2、下は可能な事が多いですが、上は裏側につけられない場合があります。噛み合わせの状態が下の前歯が上の歯の裏側にぶつかるDeep Bite(過蓋咬合)の場合には難しいです。また、接着面が金属やセラミックなどのクラウン、差し歯の状態だと脱離する可能性が高いため難しくなります。

 

3、上の裏側は歯磨きの際に直視する事が難しいため、清掃が困難になります。下は何とか見る事ができますが上は難しいため虫歯のリスクが高まります。定期的な検診と歯のクリーニングが推奨されます。fのコピー