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インハウスアライナーという言葉、まだあまり知られてないかと思います。
しかし数年後、いや数ヶ月後には結構スタンダードなマウスピース矯正の治療法になるかもしれません。
近年、マウスピース矯正治療のニーズがかなり増加して、かなりメジャーな存在になりました。
マウスピース矯正のメーカーも数多く存在し、インビザライン、アソアライナー、クリアコレクト、シュアスマイル、キレイラインなど挙げられます。調べればもっとでてきそうです。
これらは患者様のデータをメーカー側に送信して、治療方針を伝え作ってもらうやり方になります。
インハウスアライナーはメーカー側ではなく歯科医院にて製作するマウスピース矯正になります。使用方法や使用時間はインビザラインなどと変わらないです。アタッチメントも必要な場合には装着します。
口腔内スキャナーとPC専用ソフト、必要な場合にはCTのDICOMデータ、3Dプリンター、アライナーを製作する機械などかなり高価な設備投資が必要となりますが、院内製作のためこれまでのマウスピース矯正との1番の違いはアライナーの製作の速さです。将来的には即日でお渡し、もっと発展すればワイヤー矯正でワイヤーを調整する時間例えば20〜30程度の時間内にソフトで歯を動かして3Dプリンターで出力しマウスピースを製作してお渡しも夢ではないかと期待しております。
あとは患者様側に嬉しいことは当然クリニックでインハウスアライナーを製作しますので、仲介がない分費用的には安くできるはずです。今は設備投資が高いですが未来には機材が安くなると思いますので先行投資ですね。
もう一つインハウスアライナーに適しているのが乳歯の生え変わる時期に行う小児矯正です。乳歯が生えかわるとマウスピースが合わなくなりやすいのですが、スピーディーに製作し小分けにアライナー製作できることからむしろワイヤー矯正よりも使用が適している時期もあるかもしれません。
デメリットはインビザラインのようにたくさんのアライナーを製作することができないので4枚から8枚くらいの動きに適しています。たくさん歯を動かす必要性がある場合にはインビザラインの方が現在は良いでしょう。
自由が丘シーズ歯科・矯正歯科では、現在マウスピース型矯正装置の主軸はインビザラインですが、大きな歯の動きがない症例や後戻りなどのリカバリー症例、乳歯の生え変わりの時期の小児矯正などにインハウスアライナーの出番が増えていくであろうと考えております。