ブログ
BLOG
自由が丘シーズ歯科・矯正歯科では歯の健康を重視した矯正治療を行うように努めています。
一つ目は虫歯予防と虫歯治療です。矯正治療中には虫歯にしないためにクリーニングやブラッシング指導を徹底し、歯を動かすと今まで見えなかった箇所の歯と歯の間に虫歯が顔を出してくる事がよくあります。そのような虫歯を発見したらすぐに治療を行います。ちなみに矯正診断の際にも、虫歯の診断も同時に行い、矯正治療で便宜抜歯が必要な際には虫歯が酷い歯を優先的に抜歯するように考えます。
二つ目は歯周病予防です。歯周病は歯を支える骨や歯茎が次第に減っていく怖い生活習慣病です。そして一度失った組織は元の状態に戻ることは再生医療を行っても難しいです。つまりこれも予防が重要です。歯周病にならないように、歯周病が進行しないようにブラッシングや歯周ポケット内の清掃を行います。
三つ目は歯の根の長さです。矯正治療は歯の根を動かす際、根の周囲の骨が吸収と添加のリモデリングを起こします。根が長距離動いたり、外側の硬い骨にぶつかると歯根吸収を起こし、根が短くなります。あまりにも短くなると歯が揺れる症状が出ます。歯根吸収を防ぐために、ジグリングを起こさない最短距離の移動や最適な矯正力で根が骨内を動くようにするなどCTデータから診断しています。
↑上の前歯の根が短い、歯の頭である歯冠と根の比率がほぼ1:1である。
ジグリングさせない具体的な方法としては、前歯の叢生(歯の重なり、ガタガタ具合)が強い場合には最初からレベリング(歯の整列)を行うとフレアーアウト(歯が前方に傾斜して広がる)してしまうため、叢生を側方歯をずらして歯の混雑具合を少し解いてからレベリングを行うなどの工夫があります。
四つ目は無駄に歯を抜かない。削らないです、歯並びが大変混雑している場合や出っ歯の場合には収納スペースが必要になることがあります。収納スペースのために抜歯や歯間部の削合を行うかを慎重に見極めます。
五つ目は矯正治療に用いる接着剤です。高強度の接着剤は装置が取れにくくて矯正治療中は良いのですが、矯正治療後に歯から矯正装置を撤去しようとすると硬くて歯に微小なヒビが入ることリスクがあります。クラックと呼ばれ歯がしみる症状が出ることもあります。自由が丘シーズ歯科・矯正歯科では強すぎない接着剤で歯に負担がかからないように配慮しています。
以上、自由が丘シーズ歯科・矯正歯科の五つの歯の健康を重視した矯正治療でした。