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矯正治療中の方へ長期休暇時に気をつける事

明日からゴールデンウィークが始まります。歯科医院も長期休暇になるところもあるかと思います。

そこで歯の矯正治療中の方へ、長期休暇中に気をつける点について考えてみました。

 

1、固定型の矯正装置が装着されている場合には硬い食事に気をつける。

固定式の矯正装置とは唇側(表側)ワイヤー矯正もしくは舌側(裏側)ワイヤー矯正、バンドと呼ばれる歯にはめる丸い輪っか型の装置などがありますが、これらは接着させているので、一定の力がかかると外れてしまう可能性があります。外れるだけで少し動く感じがあるだけならよいのですが、ワイヤーが頬や舌に刺さりやすくなってしまう場合は口内炎や擦り傷のような痛みが出てしまいます。普段通院しているクリニックが休診中の場合には他院にて応急処置で痛くないようにワイヤーをカットしてもらったり、とにかく傷ができないようにしてもらう事が重要です。他院にも行けない場合、応急処置用のワックスなどがあればワックスでワイヤーをカバーして擦れても痛くないようにしましょう。

 

2、指で矯正装置をいじらない。

小児などで多いのですがワイヤーやブラケットと呼ばれる四角い矯正装置を指でいじっていると外れたり変形する可能性があります。これらも応急処置の原因となりますので、歯ブラシやお手入れ以外ではできる限り歯に接着している装置をいじらない事が重要です。

 

3、取り外し可能なマウスピース型の矯正装置の場合には無くさないように注意が必要。

取り外し可能なマウスピース型の矯正装置はとにかく紛失しやすいです。お口から外した時には必ずケースにしまってティッシュなどに包んだままにしないようにしましょう。万が一無くしてしまった場合には予備のマウスピースがあれば、そちらを使用して、予備がない場合にはお休み明けにすぐに歯科医院の予約をとりましょう。インビザラインの場合には次のアライナーがあればそちらをしっかりアライナーチューイなどでフィッティングさせて使用し、早めに予約を取る事が良いかと思います。

MA用ケース_アライナー入り MA用ケース

 

↑マウスピースはケースにしまう事で紛失や破損を防ぐ事ができる