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開咬、オープンバイト

こんにちは。自由が丘シーズ歯科・矯正歯科です。

前歯部の開咬、オープンバイトがあると、前歯で物が噛みきれない、奥歯のみ強くあたるため奥歯に負担がかかり奥歯が痛い、奥歯の詰め物や被せ物が壊れやすいなどの症状が出る場合があります。

 

前歯部の開咬、及び骨格性上顎前突、叢生(歯のガタガタ)、歯性II級

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下顎の位置が不安定で顎関節内障が疑われる場合には矯正検査のレントゲンに加え、MRIの撮影行うこともあります。

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顎関節の位置異常など認められた場合には矯正治療前にスプリントと呼ばれるマウスピースやマニュピュレーションで関節の治療を数ヶ月行い、本来の下顎に位置を確認します。

その後、顎関節治療後の下顎の位置を基準として矯正の再診断を行い、矯正治療を開始します。骨格性の開咬で歯の移動のみで治す事が困難な場合には矯正治療と外科治療を併用することもあります。

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上顎前突のため上顎左右4抜歯。

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前歯部に顎間ゴムを使用して前歯部の挺出(歯の伸ばす方向に動かす)を行う。

ハイアングル(下顎が急傾斜)などで臼歯の圧下(歯茎の方向に動かす)が必要な場合にはアンカースクリューを用いて圧下を行います。

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咬合の確立後に装置の撤去を行い、リテーナーで歯を固定します。

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下顎の前方運動の前歯部での誘導、右側方運動、左側方運動時の犬歯誘導を確認します。

舌を前方に出す舌前方突出癖があると、開咬の再発を起こしやすいため舌の正しい位置や舌運動の筋機能療法(MFT)を行います。必要な場合にはクリブ(柵)付きのプレートタイプのリテーナーを使用します。