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歯並びはなぜガタガタになるのか

「どうしてこんな歯並びになってしまったんだろう。」という方もいます。

歯のガタガタに関してはほとんどが、顎の大きさ、形態と歯の大きさのアンバランスによるものだとされています。

一定の大きさの箱の中にちょうどよく物がいくつか入っていたとして、箱が小さくなったり、物が大きくなったり、物が増えたりすれば箱は閉まらなくなります。

箱が顎の大きさとすると、顎が小さい可能性があります。現代人は昔の人に比べて食物を噛まなくなってきたと言われています。日本人であってもよく噛む必要ある日本食からあまり噛まなくても良い欧米の食文化に変化してきました。そのような食の変化が顎の骨格の変化に影響を与えている可能性があります。

人間ではなく、ラットの実験ですがあまり噛まなくてもよい粉末の餌と固形の餌を与える場合では、顎骨の成長に差が見られる結果が明らかになっています。

これを人間に置き換えると、しっかり噛む方が土台の大きな顎骨に成長しやすいということでしょうか。

昔「よく噛んで食べなさい。」と親に言われた経験はないでしょうか?

これは間違ってなかったんですね。

今の子育て世代の方はあまり言わないことかもしれません。なぜならほとんどの食事があまり噛む必要がないものばかりですよね。お肉も昔はもっと硬かった記憶がありますが、今では柔らかいお肉が多い気がします。

一口で何回噛んで飲み込んでますか?

理想は30回前後です。

もちろん顎骨の成長にも効果的ですが、肥満予防にも効果があると科学的に証明されています。

ダイエットをいくらやってもダメな方は試す価値があると思います。

それについては私の研究テーマに関連していたのでまたブログでまとめたいと思います。