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舌の歯並びに与える影響

噛みしめた時に上の前歯と下の前歯は通常約1、0mmから2、0mm重なります。

そして前歯は食物をハサミのように噛み切る役割があります。

 

しかし、噛みしめた時に上の前歯と下の前歯の間に空間があって重なり合わない場合があります。

前後的な距離の問題でなければこれは開咬という状態で、矯正治療をすすめられる可能性があります。

開咬の原因の多くが舌を前に出す癖によって歯が動いている可能性が高いです。

 

歯列矯正にて歯並びを改善しても舌を前に出す癖を治さなければ、再発することもありますので舌の正しいポジショニングが重要になってきます。物を飲み込んだときに舌の先は上の前歯の後ろの少し膨らんだ歯茎の部分にあるようにするのが好ましいです。(スポットポジション)

 

前に出す癖以外には巨大舌と言って大きな舌が骨格に影響を与えることあります。巨大舌の場合には下顎の過成長による受け口の症状が多くなります。

舌の大きさや使い方によって歯並びや骨格に変化を与える場合があるので、舌の機能訓練を併用しながら歯列矯正を行うのが重要だと考えています。